
腰痛や神経痛は基本的に温めて血液循環を良くすることが良いと言えます
人によっては急性期は冷やすといった方もいますが、捻挫や打撲、肉離れ的な外傷性のものならば有効ですが、腰痛や神経痛のほとんどは外傷的なものではなく、筋肉内に老廃物が溜まったり、関節の動きが悪い時に起きますので、冷やすと逆効果になります。
湿布に関しては冷やしているのでは無く、消炎鎮痛剤が皮膚から浸透しお効果をだすものなので、冷湿布か温湿布かは気にせず使ってもらって結構です。
ぎっくり腰と言っても、動ける状態と全く動けない状態で違います。
比較的軽い状態で、特定の動作時のみの痛みの場合は、整体院や鍼灸院、整骨院での治療による症状の改善も期待できますが、全く動けない場合(トイレに行けない、体を起こすことも出来ない)は先ずは安静にするのが一番です。
これはぎっくり腰の場合、発症から24時間~48時間後に症状のピークをむかえ、そこから徐々に回復していくため、慌てて整体や接骨院に行ってもほぼ症状の劇的な改善は期待できないからです。
ほとんどのぎっくり腰は24時間~48時間をガマンすれば徐々に動けるようになるので安心してください。少し動けるようになってからは積極的に治療をすることで、治癒スピードを上げることは充分可能です。
圧迫骨折やヘルニア発症時などの急性期はコルセット(医療機関で作成する)の装着で腰部を安静にすることは必要ですが。通常の腰痛ではほとんど治療効果はありません。重いものを持ったり運ぶ仕事の場合は、作業中に装着することで腰への負担を減らすことができます。しかし日常生活で一日中装着することはお勧めしません。過度の使用は腰部を支える筋肉を弱らせ、内臓の動きや骨盤の自然な動きを妨げてしまいます。
椎間板ヘルニアの主な症状は、腰部の痛みより下肢(太ももやふくらはぎ)の痛みやシビレ、運動障害です。
多くの場合は手術をしなくても整体や鍼灸治療と言った保存的療法で痛みやシビレをとることができます。
手術が必要になるのは、運動障害や排尿排泄の障害のあるもので、排尿排泄障害が出た場合は早急に手術が必要です。
筋肉の麻痺によるものは筋力の低下だけでなく筋肉自体が痩せてきた場合も手術の対象となります。
手術は神経を圧迫している原因部分の除去で元通りにするものではありません。
痛みやシビレが残ることも少なくなく、緊急を要する場合以外はまずは保存的な治療で様子をみることをお勧めします。
「なります!」
ぎっくり腰や腰痛のほとんどは日常生活での間違った使い方や、習慣、食生活から来ています。生活習慣や使い方を改善しない限り、いずれまた腰痛になり、年齢と共に発症頻度が多くなり、症状が強く、治りにくくなって行きます。
よくある腰痛体操やストレッチで柔軟な体をつくり、腰を支える筋肉を鍛えることは腰痛の予防のために重要ですが、痛みが強い時は逆効果となる時もあります。
腰痛がある状態や、体が歪んだ状態での運動はあまり効果が無くお勧めできません。体の歪みもと取り除いてから運動を始めることでより効果的になります。
市販のものや病院で処方される痛み止めの薬(消炎鎮痛剤)は、腰痛や神経痛の根本的な治療をするものではなく、一時的に痛みを感じ難くするものです。
腰痛や神経痛が治らないからと次々にきつい鎮痛薬を処方してもらい、「治らない」と嘆かれている方たくさんいらっしゃるのが現状です。
痛みのために眠れない、どうしても仕事等が休めない時に一時的に使う事は仕方ないことですが。「痛み」は本来生命を守るためにある信号の一つで、これを無視して体を使い続けることがどういった結果につながるかは理解できると思います。
当院でもコロナ肺炎の感染予防策として手洗い、アルコール消毒を徹底しております。ベットやマット、枕といった患者様が直接触れるものも全て一人ずつ消毒を行い、完全予約制で患者様同士が直接接触することも防止しておりますのでご安心下さい。
整形外科やその他医療機関との併用や、マッサージや整骨院、鍼灸院やカイロ整体への通院中でも問題はありません。当院は自費治療を専門としており、他の治療とは根本的に違うため問題はありませんが、他院での治療内容や病院での診断、手術等の有無により治療計画を考慮する場合がありますので、他院での治療経験や医療機関への通院歴は事前にお聞きします。
もちろん大丈夫です。当院に来院される患者さんの3割程の方は腰痛以外の肩こりや五十肩、膝の痛み等の治療に来られています。安心してご相談ください。
随時更新していきますが、よろしければ皆さんの疑問や質問を教えて下さい!
出来る限り分かりやすくお答えしていきたいと思います。